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経験者採用 座談会

経験者採用 座談会

〜 熊本テクノロジーセンター 〜

ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングでは、多くの経験者採用入社者が活躍しています。
今回は、熊本テクノロジーセンター勤務の3名のエンジニアで座談会を開催。
入社理由や実際に働いて気づいた魅力、熊本での暮らしなど、本音で語ってもらいました。

Profile

  • プロセス技術 M

    大分県出身。前職では生産設備メーカーの機械設計を担当。徐々に間接業務が増えていったことから、技術者としての将来を考え、当社へ入社。

  • 製品技術 K

    福岡県出身。前職では半導体関連の研究職として勤務。家庭の事情で地元九州にUターンするにあたり、前職の経験が活かせる環境を探し、当社へ入社。

  • デバイス開発 H

    熊本県出身。前職では液晶関連メーカーで液晶ディスプレイ向け半導体の設計開発に従事。地元熊本での更なるキャリアアップを目指して、当社へ入社。

当社への転職理由を
教えてください。

デバイス開発 H

前職では液晶モジュールのメーカーで液晶パネルの設計開発をしていましたが、生産終了が決定。新たな事業が立ち上がることになったものの、他の企業も含めて将来のキャリアを考えたいと転職活動を始めました。地元熊本には半導体関連企業が増えていますので、複数の企業を検討しましたが、結果当社を第一志望にしたのは、規模の大きさが理由。事業規模やシェアがなければ、なかなか新しいものは作れないことを前職の時に実感していましたので、迷わず入社を決めました。

製品技術 K

体力を持った会社で新しいことをしたいというHさんの考えには心から同感ですね。私も同じく半導体業界の出身ですが、メーカーではなく研究開発企業で研究職をしていました。転職のきっかけは家族の事情で九州に戻る必要があったこと。そのため地元の企業で、業界大手の当社を志望しました。また、当時は神奈川に住んでおり、リモート中心での転職活動でしたが、人事の方のフォローがしっかりしていて、スムーズに選考が進んだことも理由の一つです。

プロセス技術 M

私の場合、半導体は全くの未経験で、1社目、2社目共に生産設備の機械設計をしていました。技術者として核となる技術を身に付けたいと考えて取り組んできましたが、30代になり、徐々に業務のルール整備や帳票整理などの間接業務が増加。将来を考えた時、もっと技術力が磨けるキャリアを歩みたいと考え、転職活動を始めました。世界的に需要が高まっている半導体業界で新規デバイス開発を積極的に進める当社に、私が培ってきた製造技術の経験を活かせるポジションがあると知り、挑戦を決めました。

入社して気づいたことは
ありますか?

プロセス技術 M

正直、入社する前は未経験から半導体業界に入ることに心理的なハードルもありましたが、当社は研修も充実していて、基礎から学ぶことができました。先輩たちによるOJTも整っていますので、あとは自分の努力次第だと感じています。

製品技術 K

Mさんの言うとおり、研修はかなり整っていますよね。社外のセミナーや講習も受講できますし、ソニーグループ全体の研修もあって、自分の希望で学びたいことを学んでいける。新しい知識を吸収していきたい人にとってはこれ以上ない環境だと思います。あとはチューター制度があるのも魅力。もちろん誰に質問しても問題ないのですが、専任で付いてくれるチューターがいると遠慮せずに何でも聞けるのでより安心できます。

デバイス開発 H

確かに、質問や意見に対して積極的に耳を傾けてくれる方が多いですね。「これをしてみたい」と伝えた時も、否定から入るのではなく、まずはこちらの話を最後まで聞いた上で「もっとこうしてもいいのではないか」といった建設的な意見を返してくれます。さまざまな業界から人材が多く集まっているので、こうしたオープンな社風が生まれているのではないでしょうか。

現在の仕事内容とやりがいを
感じている点を教えてください。

製品技術 K

私は車載用途のCMOSイメージセンサーの製品化推進に向けた信頼性業務を担当しています。具体的には、製品の性能に関わる測定仕様策定や分析、信頼性試験対応などです。前職では上流の研究を担当していたので、本当にお客様や世の中に求められているのかわからないまま業務を進めている状況でした。でも今は、明確に売上数字やお客様の反応を目にすることができています。そして、何よりも嬉しいのは、自分が関わった製品が世に出た時。世界中で自動車が走っているので、やはり誇らしい気持ちになります。

デバイス開発 H

私は最近異動したのですが、入社後3年半は車載向けCMOSイメージセンサーにおけるウェーハ工程の製品開発を担当していました。主に新製品の開発にあたって、製品仕様と生産性の両方を満たす製造方法を確立していく仕事です。そして現在は、より短期間での製造方法構築を目指したシミュレーション技術の開発を行っています。やりがいに関しては、Kさんに同感ですね。ソニーグループは、お客様の求めているものを作ることへのこだわりが強いので、世の中に貢献している実感を持ちやすいと感じます。一般的に技術者は、例えば「もっと小さいものを作りたい」といった技術的な追求をしがちなところがありますが、お客様が求めているものとすれ違ってしまうと意味がありません。しかし当社では幅広い用途、市場でのニーズを踏まえた製品開発を行っているので、技術者としての市場価値も高めていけるのではないでしょうか。

プロセス技術 M

私の部門では、各工程におけるプロセス開発業務を担っており、中でも私は電子顕微鏡を担当し、プロセス条件確立や生産性改善を行っています。歩留が向上すれば会社の利益率にも直結していくので、自社の発展に貢献できている実感が強いですね。

半導体業界、中でも当社において、
技術者として描く未来は?

プロセス技術 M

電子の眼とも言われ、IoT社会や次世代モビリティ、ファクトリーオートメーションなど用途が広がっているイメージセンサー。今後、労働人口が減っていく中で起きるさまざまな社会課題を、当社のイメージング&センシング技術が解決していける可能性を秘めており、大きな伸び代を感じています。日進月歩で新たな研究開発が進む中、それらの技術を量産に繋げていくことで、産業の発展に寄与していきたいですね。

製品技術 K

半導体は社会に必要不可欠な技術で、特にイメージセンサーは車載、セキュリティカメラ、モバイルなど需要が増すばかり。非常に安定性かつ将来性のある分野だと感じています。このCMOSイメージセンサーの分野で世界シェアNo.1(※)を誇る当社で働けていることは誇らしい気持ちですが、まだまだプレッシャーに負けているところもあるので、もっと胸を張って言えるレベルの貢献をしていくことが目標です。

デバイス開発 H

私は時々、技術展示会などに出席することがあります。当社のイメージセンサーが搭載された自動運転車を体験している方のリアクションを見ていると自分たちが開発しているものの価値を実感しますし、日々のニュースやネット記事などからも社会の反応を知ることができます。お二人も言うように、イメージセンサーの用途がどんどん広がっているので、私自身もどんどん新しいチャレンジをしていきたいですね

※世界シェアNo.1:イメージセンサー市場の金額シェア2022年度実績51%(ソニー調べ。指紋認証センサー除く)

熊本テクノロジーセンターの
職場環境や生活環境の魅力は?

デバイス開発 H

まず職場環境ですが、組織内で労働時間をリバランスしてくれるので、残業時間も少なく私生活を大切に働くことができています。また熊本テクノロジーセンターのあるエリアは大手メーカーの半導体工場が多く建ち並んでおり、車通勤の場合は交通渋滞などの問題もありますが、フレックスタイム制度を利用(※)することで解決可能です。あと、熊本出身の私としては、お野菜やお肉など、食べ物のおいしさをぜひアピールしたいですね。

※フレックスタイム制度の適用は業務内容・業務状況によって異なります

製品技術 K

私は、他の方と比べ通勤時間が少し長いのですが、必要に応じて在宅勤務を行うことで、無理なく仕事と私生活を両立させています (※)。楽しみは、仕事帰りに温泉へ立ち寄って帰ること。実は熊本には、いい温泉がたくさんあるんです。また職場環境としても、経験者採用での入社者が多いので、すぐに馴染みやすい環境だと思います。面白いのは、社員が作った社内用語のwikiがあること。半導体業界でも会社によって言葉の使い方が違うので、入社したばかりの方の役に立つと思いますよ。

※在宅勤務制度の適用は業務内容・業務状況によって異なります

プロセス技術 M

私は大分から転職を機に熊本へ来ましたが、中心部が大きく、都会で住みやすいと感じています。交通の便もよく、2023年3月にリニューアルして便利になった阿蘇くまもと空港もすぐ近く。関東や関西にもそれほど時間がかからずに行けるので、遠くに引っ越してきたという感覚を持つことはあまりないですね。ぜひ多くの方に半導体産業で盛り上がる熊本へ来てほしいです。

 

 

※情報は取材当時のものとなります

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