情報システム開発

情報システムエンジニア S 2007年入社
鹿児島県出身。高校卒業後、アメリカでの1年間の語学留学を経て帰国。ITに興味を持ち、生産管理部門でのシステム導入などを5年経験した後、2007年に当社に入社。

グローバル且つ大規模なソニーグループの環境に惹かれて入社。

前職でシステム導入というユーザー側を経験してITの仕事に興味を持ったことをきっかけに、九州にいながら、グローバル且つ大規模なシステムを手掛けられるソニーグループの環境に魅力を感じて当社に転職しました。

入社後は、希望通り鹿児島テクノロジーセンターのITソリューション部でシステムエンジニアとして働き始めましたが、そこで実感したのがITに関する知識不足。システム開発にあたっては、主に当社が業務とシステムを繋ぐ上流工程を担い、設計開発業務はソニーグループのソニーグローバルソリューションズ(SGS)のエンジニアが行うという役割分担で行っていました。しかし、私自身は開発の経験も知識もなかったため、ソリューションはもとより開発工数や予算に関しても妥当な提案ができなかったのです。そこで、当時の上長や部門長に実務を学ぶ機会が欲しいと伝えたところ、SGSへの出向が叶うことに。現在ではこうした自らの意思による社内異動やキャリアチェンジのチャンスがさらに増えています。

出向先のSGSで要件定義や基本設計などを約3年経験し、非常に学びの大きい期間となりました。その後、当社に戻ってからは、ゼロからのプロジェクト立ち上げやプロジェクトマネジメントなどを担っています。

一生に一度経験できるかどうかの大規模プロジェクトに参画。

現在は、ソニーセミコンダクタソリューションズ(SSS)グループ各社のサプライチェーンを支える基幹システムのリニューアルプロジェクトに従事しています。プロジェクトは、当社を含めたSSSグループ各社に加えて、SGS、パートナー企業と一体となり、超巨大プロジェクトを推進しています。

私自身はサブプロジェクトリーダーという立場で、要件定義などの上流工程から、BPRの推進、最適なソリューションの提案まで幅広い業務を担っています。プロジェクト推進においては業務改革やプロセス改革も伴うため、システム開発と同時に現場に対するチェンジマネジメントも必要となり、業務側とIT側のブリッジ役としての難しさとやりがいを感じています。

以前はあくまで当社のIS(Information System/情報システム)部門としての仕事がメインでしたが、ソニーは2016年4月に半導体事業を分社化して、SSSが誕生。以来、SSSグループとして一体運営を始めたことで、私たちの業務範囲や責任範囲は大きく広がっています。現在、手掛けている基幹システムのリニューアルプロジェクトもまさにそれを代表する事例の一つ。当社の枠を超えてSSSグループを横断したBPRに貢献できることに加えて、将来的には、海外販社や海外製造事業所にも導入していく基幹システムのため、グローバル展開に関与できるチャンスもあります。

グループ連携のしやすさにより、常に最新の情報や技術を吸収できる環境へ。

私たちの仕事は、SSSやSGSと連携してプロジェクト活動やシステム保守を行うため、同じ拠点で連携を強化できるようになったことは大きなメリットです。特にSGSはソニーグループ全体のISを担っているため、ソニー標準のISの知見やプロジェクトマネジメントを吸収することができます。また、福岡という立地の良さにより、九州の各事業所や関東をはじめとした全国拠点にもアクセスしやすいのも魅力。SSSグループ各社のISのリーダーや部長が集まって情報共有を行う会議も定期的に開かれており、以前に比べて情報の鮮度が格段に上がったのを実感しています。

また、ソニーグループのISは、「連邦型ガバナンス(Federated Model)」というスタイルを取っており、個社ごとに戦略立案や活動をしながら、グループ内で最先端のDXによるデータ活用や情報共有が盛んに行われています。新たなサービスを導入する際にもグループ全体でのコストメリットが生み出しやすく、ソニーグループの強みを実感しています。

事業拡大が続く当社だからこそ、たくさんのチャンスと巡り会える。

まずは現在のプロジェクトを成功させることが目標です。一生に一度経験できるかどうかの大規模プロジェクトですから、このチャンスを活かして、ビジネスやITの知見、プロジェクトマネジメント力を磨いていきたいと考えています。また、グローバルへの興味もありますので、今のプロジェクトを通して海外に行く機会があれば、チャンスを掴みたいと思っています。

その先の5年、10年といった長期スパンのキャリアビジョンにおいては、あまり考えていません。これまでの自分のキャリアを振り返ってみると、自分に足りないものを課題として、目の前の壁を乗り越えることだけを意識して取り組んできました。その壁を乗り越えた先に、新たなフィールドでのチャレンジが待っていて、その繰り返しが今の成長に繋がっています。

当社は事業拡大や新たなビジネスなど事業環境は目まぐるしく変化し続けていますので、現在手掛けている大規模プロジェクトのように、自分では想像もつかなかったような成長機会に繋がる仕事に巡り合えるチャンスがあります。SSSグループとしての一体運営になったことで、その可能性は広がるばかり。今後も一つの製造事業所のISとしての貢献にとどまらず、SSSグループ全体の ISとして付加価値をさらに高めていく、そんな集団を目指していきたいと思っています。

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