デバイス開発 S 2016年入社
山形県出身、工学部材料工学科卒。大学進学を機に一度県外に出るも、地元で働くことを希望し、新卒で当社に入社。
山形テクノロジーセンターでのデバイス開発を経て、さらなる成長を求めて福岡へ。
山形県の出身で、地元にある大手企業として当社のことは以前から知っていました。大学時代は一度県外に出ましたが、やはり地元に戻って就職したいという想いから、当社の企業説明会に参加。そこで業界の最先端の製品開発を担っていることからこの会社でチャレンジしたい気持ちと、大学時代に学んだ分野も活かせることから就職を決めました。
山形では、CMOSイメージセンサーのデバイス開発担当として、山形テクノロジーセンターのメンバーのみならず遠隔で商品企画・設計のメンバーやお客様と会話しながら製品開発に携わってきました。3年目にはデバイス担当のリーダーを任され、新タイプの製品化を実現。苦労もたくさんありましたが、周りからの助けも借りながら、高品質の製品を開発することができ、達成感のある仕事となりました。
次のキャリアとして、山形テクノロジーセンターでは手掛けていない部分も含めて、もっと関われる工程を広げたいと思っていた頃、ちょうど福岡勤務の話をいただきました。他部署との交渉や相談事が多く発生する中で、グループ会社が集まって密にコミュニケーションが取れる環境になる点にも魅力を感じていたので、ワクワクした気持ちで新拠点に異動したことを覚えています。
博多オフィスならではの価値を模索し、見つけた一つの答えが課題解決です。
私が異動したのは、拠点が立ち上がったばかりの頃で、新拠点が担うべき役割をみんなで考えることからスタートしました。異動前と同じ仕事をするだけでは意味がなく、商品企画・設計担当とデバイス開発・製品技術開発担当が同じ拠点に集まることで生み出せる価値を模索していった結果、一つの答えとなったのが課題解決です。難易度の高い課題であっても、多種多様な人材が一つの場所に集まっているからこそ相談がしやすく、解決もしやすいのが博多オフィスの強み。例えば私の場合は、従来製品に関する課題を数多く解決していくのが主なミッションです。需要が増す中で現場だけでは手の回らない製品が発生してしまうため、周囲の方々の知見や過去事例のデータを活かしながら、プロセスの課題解決などを手掛けています。
また、新タイプ開発の場合、過去に経験したことのないような問題に対応する場面が数多く発生し、お客様との度重なる交渉も必要になります。博多オフィスであれば、全国のさまざまな部署から幅広い知見を持った人材が集まっており、お客様とも密にコミュニケーションを取れますので、難易度の高い課題解決に適した環境といえます。イメージセンサー製品の開発における難易度が高まり続ける中で、拠点や業務の垣根を越えて協力し合い、存在価値を発揮しています。
全国拠点やグループ会社の方々と築いた人脈が大きな財産に。
博多オフィスでは、仕事をする上で不便さを感じることはなく、生活にもだいぶ慣れました。大変なことといえば、山形に比べて少し暑いことくらいでしょうか。西九州新幹線も開業して、九州内でのアクセスもさらに便利になり、各地への旅行も楽しんでいます。
博多オフィスで磨いたスキルを、いずれは山形でのモノづくりに活かしたい。
博多オフィスで磨いた経験やスキルを活かして、いずれは山形テクノロジーセンターに貢献していくことが一つ目の目標です。例えば数値分析のスキル。製品のスペックに対して、数値や画像データなどを分析して課題を見つけ、現場のプロセスに戻して解決していくという業務を数多く経験したことは、山形テクノロジーセンターでも活かせるのではと考えています。
他にも難易度の高い製品開発や立ち上げなど、新たなものづくりにも挑戦したいです。自分自身としては、まだまだ技術の部分が弱いと感じているので、業務を固定することはなく、いろんなチャレンジをしながら、さらなる成長を目指したいと思っています。徐々に後輩も増えてきているので、何か困った時に相談できるような先輩になることがもう一つの目標です。
